第36回~水の中でのウォーキング①

 

今回は「水の中でのウォーキング①」です。

 

まず水の特性の一つとして水の中に入ることで「浮力」が働きます。

 

浮力は腰のあたりまで水につかると重力負荷は体重の約50%〜60%、胸のあたりまでつかると約30%というように水深が増すにつれて、重力負荷が減少します。

 

そのため浮力が働くことによって地上でのウォーキングと異なり股関節、膝関節、足関節への負荷が軽減されます。

 

また肥満の方や地上で歩行すると関節に痛みが出る方などもより少ない負担でウォーキングを行うことが可能となります。

 

二つ目の特性として「水圧」があります。

 

水圧がかかることによって呼吸機能、心肺機能の向上や静脈還流を促進することが期待できます。

 

三つ目に「抵抗」があります。

 

水は粘性があるため安全であり、動かす速度や面積によって手軽に負荷を調整することができます。

 

もちろん筋力の増大効果も期待することができます。

 

水中での運動はこれらの特性を理解して行う必要があります。

 

次回は「水の中でのウォーキング②」についてお話しします。

 

島根大学医学部附属病院:川本晃平