第22回~歩行と骨粗鬆症の関係①

 

今回は「歩行と骨粗鬆症の関係①」です。

 

皆さん骨粗鬆症という言葉を一度は聞かれたことがあるかと思います。

 

骨粗鬆症というのは骨がもろくなり、骨折しやすい状態にある全身的な骨の問題です。

 

原因は2つあり、1つ目に20歳代までに獲得する最大骨量(これが生涯で最大となる骨量)が少ないことです。

 

2つ目に骨は生涯にわたって絶えず古い骨を吸収して新しい骨を作る新陳代謝を繰り返しており、このバランスが崩れ、骨を壊す方が勝ることによって骨量が減少することがあげられます。

 

このバランスが崩れる原因は主に閉経、加齢、運動不足があります。

 

骨粗鬆症の日本の患者数は1,280万人(男性約300万人、女性約980万人)と推計されています。

 

言い換えると約10人に1人の割合で骨粗鬆症の方がおられるということです。

 

「骨粗鬆症は骨の老化の問題だから仕方がない」と思われていないでしょうか?

 

多くは骨粗鬆症治療も転倒などで骨折を起こしてからやっと始めるという方が多いのが現状です。

 

ぜひ予防の観点から考えてみてください。

 

次回は「歩行と骨粗鬆症②」です。

 

島根大学医学部附属病院:川本晃平