第17回~歩行とフレイルについて

 

今回から歩行とフレイルについてお話しします。

 

前回フレイル判定に用いられる歩行の加齢による変化として、①歩行動作の変化に伴い歩行速度が低下し、高齢者ではその低下が顕著であること、②普通歩行速度1.0m/秒未満、③歩行速度の低下は体力の低下、特に筋力の低下と関連している、の3点が報告されていることをお伝えしました。

 

以前の記事でも記載しましたが歳を重ねると様々な身体の変化が現れてきます。

 

筋力や体力、バランス能力などが低下し、姿勢も徐々に変形してきます。

 

その影響が歩行には現れやすいのです。

 

私たちは治療する際に病名のみを聞いてすぐにベッドに横になってもらい治療するわけではなく、姿勢や歩行動作、痛みの原因となる動きなどを必ず確認します。

 

そしてその情報を元に病名や身体機能と結びつけて治療方法を選択するのです。

 

特に歩行は日常生活で移動するための大切な手段であり、全身を使った運動であることから治療手段の選択や治療前後の変化をみるためには非常に重要な要素となります。

 

次回は歩行とフレイルについてさらに詳しくお伝えしてきます。

 

島根大学医学部附属病院:川本晃平