第5回~パーキンソン病の歩き方と認知症の関係

 

今回は「パーキンソン病の歩き方と認知症の関係」についてです。

 

パーキンソン病は緩やかに進行していく神経変性疾患の一つです。

 

振戦(ふるえ)、無動(動作緩慢)、固縮(筋肉のこわばり)、姿勢反射障害(バランスがうまくとれなくなる)が四大徴候といわれていますが、認知機能障害や精神障害などもみられます。

 

パーキンソン病患者の歩き方の特徴として前かがみ姿勢、歩幅が小刻み、歩く速度が低下、腕振りの減少などがみられます。

 

また病状が進行すると足が前に出にくくなるすくみ足も出現しやすくなります。

 

パーキンソン病の歩行障害は認知症発症の危険因子とされており、またそれらは転倒や寝たきりにもつながる危険性があります。

 

しかし中には歩き方の変化を患者自身や家族が理解しておらず、老化の一つと捉えてしまい、見過ごしていることがあります。

 

パーキンソン病は早い時期に治療や予防、リハビリテーションなどを行うことで進行を遅らせることが可能です。

 

次回のテーマは「高齢者こそ歩行が重要」です。

 

島根大学医学部附属病院:川本晃平