サッカーの競技特性とケガについて②

 

サッカーは、アマチュア、プロなどカテゴリーの違いにより競技時間が異なります。

 

私が専門に関わっている高校生年代を例にみると、夏のインターハイは70分ゲーム、冬の選手権は80分ゲーム(全国大会の決勝?準決勝は90分)、県のリーグは90分ゲームなど大会カテゴリーによっても競技時間が大きく異なるのが特徴です。

 

この競技時間とサッカーに発生するケガの関係性には相関があるとも言われています。

 

サッカーは前半、後半に分けられ、その間の総得点数を争うスポーツです。

 

図1Hawkins et al. 2001
図1Hawkins et al. 2001

 

Hawkinsら(図1)によれば、サッカーの前半、後半ともに終了時間(体力が低下してくる時間帯)に近づくにつれ、ケガの発生リスクが高まるという報告もされています。

 

すなわちサッカーでケガの発生を防ぐ為には、カテゴリーを念頭に置き、持久力的な要素も十分考慮することが大切になってきます(プロでは1試合12kmも走る選手がいることを考えても当然です)。

 

ここで想像してみて下さい。

 

疲労が蓄積してくると持久力に加え判断力なども低下してきます。

 

あわせて、筋力や柔軟性なども低下します。

 

また判断力の低下により動き出すタイミングの遅れ、状況判断力の低下により相手選手と身体接触する機会も増えます。

 

したがって筋力や柔軟性が低下している上に、相手選手との身体接触機会が増え、これらがケガの発生率上昇に寄与するということは容易に想像がつくかと思います。

 

サッカーに関するケガの発生を予防するためには、局所だけを捉えるのではなく、対象の選手が所属するカテゴリーや試合時間をしっかりと情報収集し、その競技時間に必要な持久的要素を強化することも大変重要となることも頭に入れて頂けると嬉しいです。

 

具体的な対応策につきましては我々専門家にお任せ下さい。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

アスレティックトレーナー:松本康佑