第2回~歩行と認知症の関係

 

日本はかつてない高齢化社会を迎えており、2015年の高齢化率は26.0%と年々上昇の一途をたどっています。

 

加齢に伴って認知症の有病率は高くなり、2025年には、日常生活になんらかの支障をきたす認知症高齢者が470万人になり、予備群まで含めると、その数は700万人にのぼると推計されています。

 

そのため認知症を予防することがとても重要になってきます。

 

認知症予防する対策の一つとして運動が有効であり、その中でも認知症の中で一番多いアルツハイマー型認知症の発症に運動不足が強く関連すると言われています。

 

運動にも様々な種類がありますが私がおすすめする認知症の予防方法はウォーキングです。

 

ウォーキングはお金もかからず、外の景色を見ながら歩くことで気分転換も図れ、さらに複数人で歩けば、一人で行うより運動習慣が身につきやすい印象があります。

 

ではどの程度歩けば良いのでしょうか?

 

65歳以上の高齢者5000人を対象としてウォーキングと病気予防の関係性について調査した研究では、1日平均で5000歩以上歩き、中強度の活動時間が7.5分以上含まれると効果的であったと報告されています。

 

自分が1日の中で平均何歩歩いているか、まずは現状を把握してみましょう。

 

次回のテーマは「こんな歩き方が認知症予防には効果的」です。

 

島根大学医学部附属病院:川本晃平