第28回~骨粗鬆症と栄養②

 

今回は「骨粗鬆症と栄養②」としてビタミンDを紹介します。

 

ビタミンDには腸でのカルシウムの吸収を助ける役割があります。

 

ビタミンDは主に魚(サケ、うなぎ、さんまなど特に青魚や脂質の多い魚)やきくらげ、きのこ類に含まれています。

 

1日の目標摂取量は400〜800IU(10〜20μg)とされており、目安として卵黄1個(18g)が42IU、干し椎茸2枚(20g)が171IU、鮭1切れ(100g)が1320IU、です。

 

これではなかなか目標摂取量を食事でとるのは難しいと思うかもしれませんが、実はビタミンDは食事からの摂取だけでなく、紫外線にあたることで皮膚でも作られます。

 

骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン2015年版(日本骨粗鬆症学会)には日光浴の目安として1日15分程度の適度な日光浴が必要とされています。

 

ビタミンDは特に高齢者に不足していることが多いとされており、原因として脂質の吸収低下、皮膚でのプロビタミンD生成の減少、日光浴の機会の減少などが考えられます。

 

ビタミンDはカルシウムと組み合わせることにより骨密度上昇効果や骨折予防効果があることも報告されており、積極的に摂取しましょう。

 

次回は「骨粗鬆症と栄養③」です。

 

島根大学医学部附属病院:川本晃平