第27回~骨粗鬆症と食事①

 

今回は「骨粗鬆症と食事①」です。

 

特に重要となるのはカルシウム、ビタミンD、ビタミンK、たんぱく質などです。

 

カルシウムは骨粗鬆症予防のためには毎日食品から700〜800mgを摂取することが望ましいとされています。

 

しかし平成27年国民健康・栄養調査(厚生労働省)では20歳以上で1日あたり平均509mgと不十分です。

 

カルシウムは骨の重要な構成成分で、骨粗鬆症の予防・治療には大切な栄養素です。

 

カルシウムを多く含む食品として牛乳、乳製品、小魚、緑黄色野菜、大豆、大豆製品などがあげられます。

 

カルシウム200mgの目安として牛乳180mg、ヨーグルト160g、豆腐1/2丁です(図参照)。

 

カルシウムを摂取するにあたっての注意点もあります。

 

カルシウムだけをとれば骨が強くなるというイメージが強いと感じますがそうではなく、やはりバランスよくいろいろな種類の食材を摂る必要があります。

 

またリンはカルシウムが吸収されるのを妨げるため一部の清涼飲料水やインスタント食品などに含まれる防虫剤や酸化防止剤には注意しましょう。

 

さらに塩辛いもの(漬物や干物など)、カフェインを多く含むもの(コーヒーや紅茶など)、アルコールの過剰摂取もカルシウムの吸収を阻害したり、カルシウムの排泄を促進するため注意が必要です。

 

次回は「骨粗鬆症と食事②」です。

 

島根大学医学部附属病院:川本晃平