第25回~骨強度を高める運動①

 

今回は「骨強度を高める運動①」です。

 

骨粗鬆症患者では背筋力が弱くなっていることが多く、背筋力が弱い人は背骨が変形し背中が丸まってしまう円背姿勢をとりやすいと言われています。

 

背筋運動を行うことで加齢に伴う腰椎(背骨の腰の部分)の骨密度の低下を抑制し、背骨の骨折の発生を減らすことが報告されており、背筋力を強化することは重要です。

 

強化する方法の一例としてうつ伏せをとり、お腹の下にクッションを入れます。

 

両手を体側につけ、上体を持ち上げて5秒間保持します。

 

この時、無理に体を反らしすぎると腰痛を誘発してしまうため下半身から上半身が一直線になる程度の高さまで上体を反らします。

 

また勢いをつけて体を反らさないように注意してください。

 

この運動を1日10回、週5日、4ヵ月間実施することで背筋力および生活の質を向上させたという報告があります(Hongo Mら、2007)。

 

今回ご紹介した方法は重りなどをしようせず自重での負荷のみのため簡便に実施できます。

 

ただし、腰痛がある場合や背骨の骨折を受傷してすぐは行わないようにしてください。

 

次回は「骨強度を高める運動②」です。

 

島根大学医学部附属病院:川本晃平