第21回~フレイルと栄養について

 

今回はフレイルと栄養についてです。

 

フレイルは身体的、社会的、精神・心理的側面をもち、これらはいずれも食事摂取と相互に関与しています。

 

例えば身体機能の低下から買い物へ出るのが難しくなったり、台所で料理をするのが難しくなったり、食べることが難しくなるなどの問題が起きてくることで低栄養となりこれがフレイルにつながる原因となります。

 

フレイル予防のための栄養という面では特にタンパク質に関する報告が多くみられます。

 

摂取タンパク質量が低いことがフレイルと関連性が高いことや、タンパク質摂取量が低くなることは筋力低下と関連することなどが報告されており、66歳以上の高齢者では高タンパク質食で死亡リスクが低下していたことも報告されています。

 

手軽にタンパク質をとる手段の一例として缶詰やレトルト食品、惣菜などの加工品や保存食がおすすめです。

 

一般的には塩分が高く避けられることが多いのですが、手軽にタンパク質を取り入れることができるという利点もあります。

 

コンビニなどで売っているサラダチキンは高タンパク質で糖質、脂質も比較的低いためおすすめです。

 

次回は「歩行と骨粗鬆症の関係①」についてお話しします。

 

島根大学医学部附属病院:川本晃平