人間の心の発達(青年前期・後期)

 

前回、心の発達について乳幼児期~学童期(高学年)についてお伝えしました。

 

今回はそれ以降の青年前期・後期の心の発達についてお伝えします。

 

青年前期(中学生)は自分の意志と客観的な意見や事実とのギャップに悩み、いろいろと葛藤をする時期です。

 

また親とのコミュニケーション避けたり暴言を吐くなど反抗期を迎える時期でもあります。

 

一方、友人関係では自分の存在価値を強く意識するあまり、対人に対するコミュニケーションが消極的になる子どももいます。

 

この時期の問題は不登校や引きこもりになる子どもが大幅に増えることであり、この原因の1つに愛情不足があります。

 

母親と離れると不安になり精神的・肉体的な問題を起こす状態を「母子分離不安」といい、通常、幼稚園、保育園~小学校低学年までに生じます。

 

しかし、幼い頃に十分な愛情を受けていないと成長してからこのような状態が生じ不登校や引きこもりになるといわれています。

 

このような行動をとる背景として「もっと自分をかまってほしい」という願望があるともいわれています。

 

青年後期(高校生)は自立した大人になるための移行時期であり、今後の自分の生き方を真剣に考える時期です。

 

しかし、現代の子どもは自分の将来について楽観的に考える者が多く、また、自分と仲の良い人以外と関わりを持とうとしない、社会に対する意識・関心が低いことが問題視されています。

 

この背景として、社会の発展に伴い電子機器が普及したため、すぐに手元で解決できる、コミュニケーションも直接話すのではなく携帯のツールを用いるなど自ら手間を惜しんで行動に移す機会が少なっている現代社会の弊害ともいわれています。

 

まずは小さいころからスキンシップをとって愛情を注ぐこと、そして成長してからも子どもと向き合うことが大切です。

 

スタッフ(理学療法士):妹尾