人間の心の発達

 

ヒトには運動の発達があるように心にも発達があります。

 

それを理解することによって、子どもによりよい関わりを持つことができます。

 

今回は乳幼児期から学童期までの発達をお伝えします。

 

乳幼児期は母親や父親など、その子どもを見守る周囲の大人との関わりの中で愛されることを理解し人との信頼感を育む時期です。

 

信頼感が生まれることで周囲の人へ手を笑いかけたり、手を差し伸べるなど自己表現をするとともに行動範囲も広げていきます。

 

幼児期になると他者との交流が増え、親以外の大人との関わりが増えたり、子ども同士で遊ぶようになり、道徳性や社会性の基盤が育まれる時期になります。

 

他者と関わることで、相手の気持ちを考えたり、自分の意志を伝えるために表現を考えるなど他者との協働を学びます。

 

学童期(低学年)は本格的に集団生活が始まり言語能力や認知能力が育くまれ、善悪の理解と判断ができるようになります。

 

しかし、乳幼児期・幼児期に虐待や育児放棄により十分な愛情を与えられなかったり、他者との交流が少なかった子どもは道徳性・社会性の基盤が形成されていないので、他者と十分にコミュニケーションをとれず集団生活になじむことができないという問題が生じます。

 

学童期(高学年)は他者との距離感を考えたり、1つの事象に対してより深く考えるようになるとともに自己肯定感を持ち始める時期です。

 

この時期の子どもは身体の成長に個人差があることから、自分に自信が持てない子どもは劣等感を持ちやすい時期でもあります。

 

次回は青年前期・後期の心の発達の特徴についてお伝えします。

 

スタッフ(理学療法士):妹尾