開きが早いフォームの弊害

 

本日は「開きが早いフォームのデメリットについて研究データをもとにお話しします。

 

メジャーリーグのピッチャー250名を対象に、「開きが早い」投球フォームがケガを起こしやすいのか検証した研究1)があります。

 

この研究では、前回お話したしたステップ足が地面に着いたフェーズを切り取り、体幹の回転がすでに始まっているかをチェックして開きが早いかどうかを判断しています。

 

この研究結果によると、開きが早いピッチャーは111名いたということなので、約半数が開きの早いフォームで投げているということになります。

 

そして、驚くべきは開きが早い選手ではそうでない選手よりもケガをして手術するリスクが70%も上がるというデータが出ている点です。

 

この数値を聞くと、開きが早いというのはピッチャーにとって好ましくない投球動作であるということがお分かりかと思います。

 

また、体幹の回転が早いと全身を効率良く使ったリリースが行えなくなり、スピードボールを投げるのも難しくなりますのでパフォーマンスの観点でも修正するべき動作だといえるでしょう。

 

体幹の開きを抑えるためには、左の肩甲骨と左腕の使い方が重要なのですが、その点についてはまた別の機会にお話しできればと思います。

 

参考文献
1)Douoguih W.A et al:Early Cocking Phase Mechanics and Upper Extremity Surgery Risk in Starting Professional Baseball Pitchers.Orthop J Sports Med. 2015

 

スタッフ(理学療法士):芹田