クロスオーバーステップの実際

クロスオーバーステップの実際

 

バスケットボールを行うとクロスオーバーステップを行うことがよくあります。

 

では、クロスオーバーステップを行うときにどんなことを意識して実施していますか?

 

まず大事なことは

 

「ステップする方向につま先が向いているのか」

 

ということです。

 

これは最初にツイスティングをいれるということです。

※ツイスティングについては以前の記事をご覧ください。

 

ツイスティングを行うことでつま先や膝は進行方向を向くことになります。

 

その結果、クロスオーバーステップのメリットをより活かすことが出来るだけでなく、ケガを防ぐこともできます。

 

ここまで聞くと「ツイスティングをしてからステップすることが良いこと」ということがお分かりいただけると思います。

 

しかし、疑問も出てくるのではないでしょうか。

 

ツイスティング→ステップよりもいきなりステップの方が早いのでは?

 

この質問はよくされます。

 

普通に考えたら行う動作が減るのでそう思うかもしれません。

 

しかし、実際はそんなことはありません。

 

先ほどもお伝えしたようにツイスティングをいれることでクロスオーバーステップのメリットを最大限に活かすことが出来るだけでなく、ケガを防ぐこともできます。

 

なぜそうのか?ということについては次回お伝えします。

 

まずは最初にツイスティングしてからステップをするということを意識して動作を行ってみてくださいね。

 

スタッフ(理学療法士):島津

 

フォークボールが落ちる原理と簡単アドバイス

フォークボールが落ちる原理と簡単アドバイス

 

今日はフォークボールが落ちる原理と投げるための簡単なアドバイスについてお話しいたします。

 

以前「ボールがホップする?マグヌス効果について」でお話したようにボールにバックスピンがかかると圧力差によって揚力が生じ、ボールに浮き上がる力が加わります。

 

一方、フォークボールはボールを挟んで投げることにより、ボールの回転数が著しく減少します。

 

ストレートが1秒間に30回転ほどするのに対してフォークボールは10回程度しか回転していないそうです。

 

回転数が少ないことによってボールに揚力が生じにくく、ボールが重力に抵抗することができずに自然に落下していきます。

 

質の高いフォークボールを投げるためにはいかに球速を下げずに回転数を抑えた投球をできるかがポイントになります。

 

フォークボールが落ちる原理と簡単アドバイス

 

リリース直前に手首や指が動いてしまうとボールに回転がかかってしまうので、手首・指を固めて投げる必要があります。

 

手指の力をボールに伝えられない分、より股関節・体幹・腕の連動性が求められます。

 

肘下がりのリリースでは肘から先の部位しか使うことができず、球速を保つことができません。

 

手指を固めた状態で球速を落とさずリリースするためには、体全体がしなり(横から見てCカーブを形成した位置)から肘より先が伸びてくるリリースが必要となります。

 

この体の使い方はフォークボールに限らず、ハイパフォーマンスを発揮するために必須の動作となりますので、ぜひチェックしてみてください。

 

スタッフ(理学療法士):芹田

 

知っていれば得するサイドステップの注意点 第2段!

知っていれば得するサイドステップの注意点 第2段!

 

前回は知っていれば得するサイドステップの注意点 第1段としてサイドステップとケガのリスクについてご紹介しました。

 

今回は第2弾としてパフォーマンスUPのために知っておくことをご紹介します。

 

前回もお話しましたが、サイドステップは細かい移動には有効ですが、大きな移動には適していません。

 

細かい動きに対応しているのでフェイントをかけられた時の切り返しにも対応できます。

 

しかし、大きな移動の場合はサイドステップでは対応できません。

 

無理についていこうとするとケガのリスクを高めてしまいます。

 

その時に使うのクロスオーバーステップです。

※クロスオーバーステップについては次回お伝えいたします。

 

クロスオーバーステップは大きな移動に適していますので、相手が大きく動いたときついていくことが出来ます。

 

しかし、大きく足を出すので細かい動きにはついていけません。

 

フェイントに対応することはできません。

 

サイドステップとクロスオーバーステップはどちらもメリット、デメリットあります。

 

それぞれの動作が出来ることが最低限必要なことですが、パフォーマンスをUPさせるために重要なことはどこでサイドステップを使うのか、どこでクロスオーバーステップを使うのかを判断することです。

 

①まずそれぞれのメリット、デメリットを知ること

②動作が出来るように練習すること

③どのタイミングで使うのかを判断できるようにすること

 

動作を習得しても使うタイミングが分からなければ意味がありません。

 

自分の能力を把握し、いつ使うのが効果的なのかを考えながら練習を行うことが必要だと思います。

 

今日でサイドステップとクロスオーバーステップがあることは知ることができましたね。

 

次はそれぞれの動作ができるように練習しましょう。

 

そしてそれぞれの動作をいつ使うのかを考えながら動きましょう。

 

このことを継続することでより効果的に動くことができ、パフォーマンスUPにつながると思います。

 

スタッフ(理学療法士):島津

 

子どもの運動発達 「跳ぶ動作」

子どもの運動発達 「跳ぶ動作」

 

今回は「跳ぶ」動作についてお伝えします。

 

子どもの運動発達 「跳ぶ動作」

 

引用:観察的評価法による幼児の基本的動作様式の発達

 

上の図は「跳ぶ動作」を発達の段階に応じてパターン1からパターン5まで示したものです。

 

パターン1は

 

・両腕の振りがない、もしくは後方へ腕を振る

 

・踏み切り・着地を片足で行い両足がそろわない

 

・踏み切り時に体が直立したままで前傾がない、もしくはやや前傾する

 

という特徴があります。

 

パターン2は

 

・両腕を引き上げ肩をすくめる

 

・踏み切り・着地を片足で行い両足がそろわない、もしくは踏み切り前に下肢を曲げるが十分に伸ばして踏み切れない

 

・踏み切り時にからだがやや前傾する

 

という特徴があります。

 

パターン3は

 

・肘が軽く曲がる程度に両腕をわずかに前方へ振る

 

・踏み切り前に下肢を曲げるが十分に伸ばして踏み切れない

 

・踏み切り時にからだがやや前傾する

 

という特徴があります。

 

パターン4は

 

・肘を伸ばしながら両腕を前方に振る

 

・踏み切り前に下肢を曲げるが十分に伸ばして踏み切れない、もしくは踏み切り時に膝を十分に伸ばす

 

・踏み切り時にからだがやや前傾する、もしくは十分に前傾させる

 

という特徴があります。

 

パターン5は

 

・バックスイングを伴い両腕を前方へ大きく振る

 

・踏み切り時に膝を十分に伸ばす

 

・踏み切り時にからだを十分に前傾させる

 

という特徴があります。

 

初期段階では腕振り、下肢の曲げ、体の前傾が小さくパワーを溜める事が困難です。

 

そこから徐々に下肢の曲がり、体の前傾が大きくなりますが、腕振りが動きに同期しないため十分なパワーを発揮できません。

 

最終的には溜めの動作と腕振りが同期しダイナミックな動作になります。

 

参考文献
中村ら:観察的評価法による幼児の基本的動作様式の発達,2011

 

スタッフ(理学療法士):妹尾

 

バックスイング習得のための簡単肩甲骨ストレッチ

バックスイング習得のための簡単肩甲骨ストレッチ

 

今回はストレッチ第2弾で肩甲骨の柔軟性を高めるストレッチをご紹介します。

 

バックスイング習得のための簡単肩甲骨ストレッチ

 

まず、四つばいになります。

 

次に、伸ばす反対側の腕を前(写真左手)につきます。

 

そして、伸ばす側の手を体の下にくぐらせる(写真右手)ようにしてなるべく遠くまで入れていきます。

 

下向きではなく、体を捻るように動かすようにしましょう。

 

ポイントは、腕だけを動かすのではなく、肩甲骨からくぐらせるということです。

 

肩甲骨を床に着けるイメージで行うと、肩甲骨周りの筋肉を効率よく伸ばすことができます。

 

肩甲骨周りが伸びていると感じる位置で30秒止めるようにしましょう。

 

注意点として腰痛がある方は無理せず、様子をみながら行うようにしてください。

 

30秒3セット行ってからスイングすると、今までよりも楽にバックスイングをとれるようになりますのでぜひ試してみてください。

 

スタッフ(理学療法士):芹田

 

知っていれば得するサイドステップの注意点

知っていれば得するサイドステップの注意点

 

サイドステップはバスケットをするうえでとても重要ですよね。

 

では、サイドステップをいつ使うのか?

 

名の通りサイドにステップするのでディメンスやオフェンスで横の動作をするときに使います。

 

この時に知っておかなければいけないのはサイドステップは細かい移動には有効ですが、大きな移動には適していないということです。

 

大きな移動にはクロスオーバーステップを使うことが必要になります。

※クロスオーバーステップについては後日お伝えいたします。

 

大原則として

 

・サイドステップは小さな移動

・クロスオーバーステップは大きな移動

 

このことを頭に入れておいてくださいね。

 

では、大きな移動にサイドステップを使うとどのなるのでしょうか?

 

実際に行って頂くのが1番だと思いますが、サイドステップで大きく足を出すと進行方向と反対の足(右側に移動する場合は左足)の膝が内側に入ってしまいます。

 

パワーポジションの時にもお伝えしましたが、膝が内側に入ると負担が大きくなってしまいます。

 

ゆっくりするとこのくらいと思うかもしれませんが、実際の動きでは大きな負荷が膝にかかってしまいます。

 

その結果、膝の靭帯損傷などのケガのリスクを高めてしまいます。

 

ケガをするとその後の選手生命にも影響が出ますし、なによりスポーツを楽しむ事が出来なくってしまいます。

 

そのならないためにもサイドステップの際に膝が内側に入らないように注意してみてくださいね。

 

次回は「知っていれば得するサイドステップの注意点」の第2段!

 

パフォーマンスUPのために知っておくことをご紹介します。

 

スタッフ(理学療法士):島津

 

子どもの運動発達 「走る動作」

子どもの運動発達 「走る動作」

 

今回から子どもの7つの動作の発達についてお伝えします。

 

まずは「走る動作」についてお伝えします。

 

子どもの運動発達 「走る動作」

 

引用:観察的評価法による幼児の基本的動作様式の発達

 

上の図は「走る動作」を発達の段階に応じてパターン1からパターン5まで示したものです。

 

発達が未熟なパターン1は

 

・腕の振りがない

 

・足の裏全体で接地する

 

・上方向へ蹴り出す

 

・足の蹴り上げがほとんどない

 

・太ももの引き上げない

 

という特徴があります。

 

パターン2は

 

・腕の振りがわずかに生じる

 

・足の裏もしくは踵から接地する

 

・上方向もしくは前方へ蹴り出すが膝が十分に伸びない

 

・小さな足の蹴り上げがある

 

・ふともも引き上げがないもしくはわずかにある

 

という特徴があります。

 

パターン3は

 

ふとももの引き上げに繋がる十分な足の蹴り上げがある

 

という特徴があります。

 

パターン4は

 

肘が十分に曲がった大きな腕振りがある

 

という特徴があります。

 

パターン5は

 

・足の裏の外側から接地する

 

・膝が伸び前方へ蹴り出す

 

・地面とほぼ水平までの太ももの引き上げがある

 

という特徴があります。

 

発達が未熟な時はバランス能力が未熟なため、体を1つの塊として移動させるので手足の動きが生じません。

 

そこから徐々に手足の動きが生じ、上方向への蹴り出しから前方への蹴り出しへと移行します。

 

参考文献
中村ら:観察的評価法による幼児の基本的動作様式の発達,2011

 

スタッフ(理学療法士):妹尾

 

回転軸を平行にするためのポイント(腕の角度について)

回転軸を平行にするためのポイント(腕の角度について)

 

前回に引き続いてボールの回転軸を地面と平行にするためにどうすればいいのかお話ししますが、今回は腕の角度に注目したいと思います。

 

以前「オーバースローではなぜ体幹を傾けるのか?」の回でお話ししたように体幹を左側に傾ける(右投手)ことで腕の位置を調整してリリースしています。

 

そのため、リリースするときの指・手首の角度は体の傾き加減によって決まります。

 

回転軸を平行にするためのポイント(腕の角度について)

 

上の写真では、体の傾きが大きく、その結果、手首・指が真っすぐになっているのが分かるかと思います。

 

この角度からたたきつけるようにスピンをかけることできれいなバックスピンをかけやすくなります。

 

体の傾きが大きい投手ほどストレートが速いという研究データも出ていますので、球質以外の投球パフォーマンスにおいてもこの傾きが重要だといえます。

 

ただ、体の傾きを大きくするためには体幹の柔軟性や支えとなるステップ脚の筋力が必要になってきます。

 

これらの身体能力が備わっていないと投球時のバランスが崩れやすくなりますので注意が必要です。

 

スタッフ(理学療法士):芹田

 

現代の子どもは骨を折りやすい?

現代の子どもは骨を折りやすい?

 

学校で教員の先生と話をする際に必ず話題に上がる「骨折」

 

本当に近年、子どもの骨折は増加しているのでしょうか?

 

現代の子どもは骨を折りやすい?

 

引用 笠次良爾:学校管理下における児童生徒のケガの特徴について

 

実際にデータを見てみると近年骨折は増加傾向にあり特に中高生で顕著であることがわかります。

 

この背景として

 

・幼児期にハイハイをする経験が少なく転んだ際に手で支える機能が備わっていない

 

・遊びの中で培う小さなケガの経験が少なく、いざという時の大きなケガを防ぐ体の使い方がわからない

 

・ジャンプなどの骨にストレスをかける運動が不足しており骨が脆弱である

 

・ダイエットによる食事制限によりそもそも骨が虚弱である

 

ことが挙げられます。

 

発達段階に見合ったハイハイや幼い頃にケガの経験を積むことで、手で体を支える方法やケガをしないような転び方を脳に蓄積し自然と実行されます。

 

また、ランニングやジャンプなど骨にストレスを与える運動をすることで骨塩量が増加し骨折を予防することができます。

 

骨折を防ぐためにも多少のケガは許容し、しっかりと子どもを遊ばせることが大切です。

 

スタッフ(理学療法士):妹尾

 

バックスイング習得のための簡単肩関節ストレッチ

バックスイング習得のための簡単肩関節ストレッチ

 

前回、深いバックスイングを作り出すためには

 

① 胸椎
② 左肩関節
③ 左肩甲骨

 

の柔軟性が重要というお話をしました。

 

今回は自宅でも簡単に行える肩関節ストレッチをご紹介します。

 

バックスイング習得のための簡単肩関節ストレッチ

 

紹介するのはクロスボディーストレッチといわれるものですが、写真の様に横向きで行います。

 

ポイントとしては

 

・反対の手で伸ばす側の肘を下からゆっくりと持ち上げる

 

・肘を持ち上げたときに体が回らないようにするため、上側にある足を交差するように前に出す

 

・真横よりも少し斜め下の方向に寝て肩甲骨が動かないように固定する

 

以上3点に意識して行うと効果的に肩関節を伸ばすことができます。

 

肩の後ろ側が伸びていると感じる位置で最低40秒はキープしましょう。

 

40秒×4セットを目安にして毎日行うようにしましょう。

 

ストレッチは地道なトレーニングですので、継続的に行うのは非常に難しいものですが、パフォーマンス向上には欠かせない要素なので是非取り組んでいただければと思います。

 

スタッフ(理学療法士):芹田