パーソナルトレーニングでは
様々なバランスチェックをして体のゆがみやスポーツパフォーマンス低下の原因がどこにあるかを確認していきます。バランスが悪いことでパフォーマンスが低下することはみなさん想像できるかと思いますが、自分自身のバランスの悪さがどこからきているか把握している方は少ないのではないでしょうか?
私達が行うバランスチェックの中で必ず実施しているのが片足立ちです。
片足立ちは身体のバランスの乱れが如実に現れるので
非常に有益なチェック方法です。
片足立ちをチェックするときのポイントは
・安定しているかorグラグラしているか
のただ二者択一での判定ではなく、
片足立ちを不安定にさせている原因を予測するということです。
片足立ちをしたあとにさらに細かいチェックを行い、バランスの悪さに直結する運動機能をピンポイントで見つけていきます。その部位に対してトレーニングすることでバランス能力低下の根本的な解決につながり、短期間で効率よく状態をよくすることが可能になります。
上の写真で右足を軸にして立っている方をみると、踵から大きく外側に傾斜しているのが分かると思います。そのため、体全体の重心が右側にずれてしまい、バランスを保つのが難しくなっています。
この片足立ちから考えられる課題として
・踵骨のマルアライメント(踵の位置が悪い)
・母趾外転筋の機能低下
・偏平足
・外反母趾
・足首の柔軟性低下
・前足部回内可動域低下(足指の柔軟性低下)
・距腿関節の不安定性(足首の関節)
・中殿筋の機能低下
・骨盤のコントロール低下
などが挙げられます。
片足立ち一つだけでもこれだけの課題が考えられます。
やみくもにバランストレーニングをするのではなく、
バランスチェックの結果を踏まえてその人にとって本当に必要なトレーニングを行うことがパフォーマンス向上のために重要です。